CAD作図で十分に発揮できる機能を無料で利用できる2次元汎用CAD Jw_cad、特長ある機能のひとつ、クロックメニューはマウス操作のみでCAD作図が可能な大変便利な機能です。
クロックメニューの「複線」は、他コマンドから左ドラッグAM11時で複線コマンドが選択できます。
1.複線 左ドラッグAM11時
線、矩形、円コマンド、他コマンド選択時
作図例:
線上で左ドラッグAM11時を実行。(図①-1)
複線コマンドが実行され、選択された線の表示色がかわりました。(図①-2)
複線コントロールバーには、「複線間隔」、「連続」、「移動」のコマンドが配置されています。
「複線間隔」は、複写する線、矩形、及び、円の間隔距離を指示、「連続」は線、矩形、及び、円を連続で複写、「移動」は複写する線、矩形、及び、円を移動します。
複線コマンドで線を選択すれば、複線間隔の指示と共に、「端点指定」、「連続線選択」、「範囲選択」、「両側複線」、「留線付両側複線」、「留線出」のコマンドがコントロールバーに表示されます。
クロックメニュー 複線 左ドラッグAM11時
2.複線 線属性設定 左ドラッグAM0時
複線コマンド選択時
「複線」コマンド選択時、左ドラッグAM0時で、線属性設定ダイアログが表示され、線種、線色の設定ができます。
作図例:
線上で左ドラッグAM11時を実行。(図②-1)
複線コマンドが実行され、表示色の変わった線上で左ドラッグAM0時を実行。(図②-2)
線属性設定ダイアログが表示され、線種、線色の設定が可能になりました。
クロックメニュー 複線 線属性設定 左ドラッグAM0時
クロックメニューの「範囲」は、他コマンドから左ドラッグAM4時で範囲コマンドが選択できます。
範囲コマンドを実行すると、コントロールバーに、「基準点変更」、「追加範囲」、「除外範囲」、「選択解除」、「属性選択」、「属性変更」、「文字位置・集計」、「選択図形登録」のコマンドが配置されています。
1.範囲 左ドラッグAM4時
線、矩形、円コマンド、他コマンド選択時
作図例:
範囲選択開始点Aで、左ドラッグAM4時を実行。(図③-1)
範囲選択終点Bを(L)指示、または、文字を含む場合は(R)指示で選択。(図③-2)
選択範囲の図形の表示色が変わり選択状態に、コントロールバーに配置されている各コマンドを使用、図形の属性取得、変更、複写、移動、消去・・などが可能になります。
クロックメニュー 範囲 左ドラッグAM4時
2.範囲 文字選択 左ドラッグPM1時
範囲、線、矩形、円、その他コマンド選択時
左ドラッグAM4時を実行した後、左ドラッグPM1時で文字選択、選択した文字を消去。
左ドラッグPM1時で文字選択コマンドがクロックメニューに表示されない場合、「基本設定」 ⇒ 「一般設定(2)」 ⇒ 「AUTOモードから他コマンドに移行した場合」のAUTOモードクロックメニューの選択を、全てチェック選択なしに・・。
作図例:
範囲選択始点Aで、左ドラッグAM4時を実行。(図④-1)
範囲選択終点Bを(R)指示で選択。(図④-2)
選択範囲の図形の表示色が変わり選択状態に。(図④-2)
図形が選択状態で左ドラッグPM1時実行で文字のみを選択。(図④-3)
選択された文字を左ドラッグAM10時で消去。(図④-4)
文字が消去され、円、矩形のみが作図されました。(図④-5)
クロックメニュー 範囲 文字選択 左ドラッグPM1時
3.範囲 除外範囲 左ドラッグAM6時
範囲、線、矩形、円、その他コマンド選択時
左ドラッグAM4時を実行した後、左ドラッグAM6時で除外範囲の図形を消去、または、複写・移動。
作図例:
範囲選択始点Aで、左ドラッグAM4時を実行。(図⑤-1)
範囲選択終点Bを(L)指示、文字を含むときは(R)指示で。(図⑤-2)
選択範囲の内側の円のみを残すよう、除外範囲開始点Cで左ドラッグAM6時を実行。(図⑤-2)
除外範囲終点Dを(L)指示、文字を含むときは(R)指示。(図⑤-3)
除外範囲を消去するため、、左ドラッグAM10時を実行。(図⑤-3)
※ 消去ではなく、移動・複写を選択するなら左ドラッグAM7時を実行。
除外範囲は消去され、内側の円のみが作図されました。(図⑤-4)
※ 移動を選択したなら、コントロールバーの「複写」のチェック選択を外す。
クロックメニュー 範囲 除外範囲 左ドラッグAM6時
3.範囲 追加範囲 左ドラッグAM5時
範囲、線、矩形、円、その他コマンド選択時
左ドラッグAM4時を実行した後、左ドラッグAM5時で追加範囲を選択した後、図形を消去、または、複写・移動。
作図例:
範囲選択始点Aで、左ドラッグAM4時を実行。(図⑥-1)
範囲選択終点Bを(L)指示、文字を含むときは(R)指示。(図⑥-1)
追加範囲始点Cで左ドラッグAM5時を実行。(図⑥-2)
追加範囲終点Dを(L)指示。(図⑥-2)
追加範囲始点Eで左ドラッグAM5時を実行。(図⑥-3)
追加範囲終点Fを(L)指示。(図⑥-3)
範囲選択の図形及び追加範囲で選択した図形を左ドラッグAM10時実行で消去。(図⑥-4)
不要図形が消去されました。(図⑥-4)
クロックメニュー 範囲 追加範囲 左ドラッグAM5時
3.範囲 ハッチ属性選択 左ドラッグPM2時
範囲、線、矩形、円、その他コマンド選択時
左ドラッグAM4時を実行した後、左ドラッグPM2時でハッチを選択した後、消去
作図例:
範囲選択始点Aで、左ドラッグAM4時を実行。(図⑦-1)
範囲選択終点Bを(L)指示。(図⑦-2)
作図ウィンドウ上の任意点で、左ドラッグPM2時を実行、ハッチのみを選択。(図⑦-3)
選択されたハッチを左ドラッグAM10時実行で消去。(図⑦-4)
クロックメニュー 範囲 ハッチ属性選択 左ドラッグPM2時
※ クロックメニュー 範囲コマンドの全てを表記している訳ではありません、作図例は、範囲コマンドの一例です。
範囲コマンドには、コントロールバーに配置されている「属性選択」には、ソリッド図形、寸法図形、実点、直線、円、補助線、曲線、指定線種、指定線色指定など、多様なコマンドが配置されています。